妄想創作家さんに50のお題+α

 

 

 

この作品はBL要素を含んでおります。
苦手な方はブラウザバックでお戻りください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


03 指輪

 

「何だい?これ…」
箱を開けた蔵馬は、これ以上なく憮然とした顔で。
「…見りゃわかんだろ?指輪」
答える俺も、やっぱやめときゃよかったかな、とちょっと目を反らす。

別に、プロポーズなんかしようって訳じゃない。
ただ、なんとなく。
気持ちを形にしてみたかっただけなんだが。

彼が怒っているのは、別に中身が指輪だったからってんじゃなく。
そのデザインが、明らかに女性向けなせいだろう。
相手も男だと店で言う勇気は、さすがに俺にはなかった。

「一応…サイズは合うと思うんだけどな」
「で? これを俺にしろと?」

い…言えねーよなぁ…。


「いーじゃねーかよ。俺の気持ちの形だと思って、しまっとけば」
「心外だね」
蔵馬は、どこまでもおかんむりの様子で。
やっぱり、やめときゃよかった。

「形にしないと分からないとでも思ってたのかい?」
「そ…そーじゃねぇって。 分かってても、なんか目に見える形にしてみたかったんだ」

目に見えるものが、永遠だとか変わらねぇとか、そんなわけなくて。
目に見えるものに、どの程度価値があるのかなんて、正直わかんねぇ。
結局は、そこに気持ちがあるかどうかの問題なんだから、形にしてもしなくても、同じことかもしれない。

「ま…せいぜい、俺がこれを大切にしたくなるように、努力してくれると嬉しいね」
「まぁかせとけぇ」

ようやく怒りの表情を解いた蔵馬は、俺の言葉にこの上なく魅力的な顔で微笑んだ。


 

 

 

☆歌里さんからのお題投稿です。
歌里さんのBLが読めるとは思っていなかったので、嬉しい不意打ちです(笑)
この先の二人を想像すると、妄想が尽きません(笑)

でも、蔵馬くん、受けなのに強いなぁ(笑)
かかあ天下(?)とはまさにこのこと(笑)
お相手は夜の方も、日常のやり取りもさぞ苦労することでしょう(笑)
口喧嘩では絶対勝てなさそうだし(笑)
力ずくで押し倒したとしても、後で後悔して謝ってしまいそうな(笑)
でも、それでも2人が幸せなら何もいう事はありません。
いやになるくらい、ラブラブでいてください(笑)